アンチエイジングについて。
先日、パシフィコ横浜にて、第16回日本抗加齢医学会総会に出席して参りました。
今回は、東京大学大学院耳鼻咽喉科分野の山組教授が大会長を務められ、医学・歯科学的な立場からの様々な研究発表が行われておりました。
老いの原因としまして、以下の3つがございます。
①活性酸素による酸化
体内でエネルギーを作るときに発生する活性酸素が、細胞を傷つける。
対策:食事の改善。喫煙や暴飲暴食など、体内の活性酸素を増やす習慣を改める。
②タンパク質の糖化
体内のタンパク質が糖によって変化し、細胞や酵素などの働きが悪くなる。
対策:糖質をとりすぎない。早食いは避ける。AGEs(最終糖化産物)の摂取を控える。
③ホルモン分泌の変化
ストレスが原因で、若返りホルモンDHEAや男性ホルモンなどの分泌が減る。
対策:ストレスを極力避ける。できれば23時前には寝て、睡眠時間は7時間がベスト。
このように日頃の生活習慣を見直すことで、かなりの進行を遅らせることができます。
例えば、活性酸素による酸化は、抗酸化物質やSOD(細胞に発生して活性酵素を分解する酵素)の材料となるタンパク質や亜鉛を含む食材を意識してとること、喫煙や暴飲暴食、激しすぎる運動を避けることで抑制できます。
糖化の予防には、糖質の多い食材を控えめにすること、タレを付けて焼いた肉の焦げ目など糖とタンパク質が結びついてできるAGEsの摂取を避けること、体の肥満サインを受け取れるようゆっくり食事することの3点を心掛けて下さい。
当院でも、抗酸化作用のあるアスタキサンチンを配合したアスタリール錠(診療所でしか購入できません)を販売しております。
1日2回(朝夕食後に1錠ずつ)6.994円(税込み)
気になる方は、スタッフまでお気軽にお声掛け下さい!!